旅好き絵本屋の「えほんのあるせいかつ」 -1009ページ目

☆ こぐまちゃんのうんてんしゅ

著者: 森 比左志, わだ よしおみ, わかやま けん
タイトル: こぐまちゃんのうんてんしゅ

「しろくまちゃんのほっとけーき」で有名なこぐまちゃんシリーズの中の1冊です。
息子は、こぐまちゃんシリーズが大好きです。その中でも、お気に入りがこれ。

こぐまちゃんが、おもちゃのバスにまたがって、うんてんしゅになりきっています。

小さいこどもは、こぐまちゃんと同じように、もので遊ぶとき、

それぞれの想像の世界を創り出して、そこで楽しみあそびます。

息子もこの本を読んだ後は必ず、こぐまちゃんに共感してうんてんし遊びをやっています。

少しずつせりふをアレンジしたりして、とってもおもしろい。

うちには、こぐまちゃんのような、自分が乗れるバスのおもちゃはないのですが、

ダンボールを自分で工夫してバスに見立てたり、いろいろと工夫して楽しんでいます。
こどもの想像力の豊かさには感心させられます。
楽しみながら、どんどん想像力を育ててあげたいな!

☆ えんそくバス

今日は遠足でした。

息子は、バスで行きたかったようですが、今日の遠足は、親子で近所の大きな公園に行くと言うもの。ちょっぴり残念そうでしたが、とっても楽しかったようです。

というわけで(?)「えんそくバス」を紹介します!


著者: 中川 ひろたか, 村上 康成
タイトル: えんそくバス



「みぎへまがりま~す 」
3歳息子のお気に入りです。
特に、バスに乗り込み、
「みぎにまがります」「ひだりにまがります」
「おっと、がたがたみちです」というところでは、
笑い転げながらの実演つきで楽しんでいます。
実際にバスに乗ったときにも、
このパフォーマンスを大声で行い、
赤面の母ではありましたが・・・!(笑)
まだ入園前の遠足の意味がわからないこどもでも、
きっと楽しめますよ!


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幼稚園に行き始めて、ますますお気に入りの一冊。

目をきらきらさせて読んでいます。

ママに読み聞かせてもらうのも好き。

絵本を眺めながら一緒にお話しするのも好き。

ちょっとふざけながら、自分で読むの好き。




☆ がたごとがたごと

著者: 内田 麟太郎, 西村 繁男
タイトル: がたごとがたごと

実は、この本は、中身を見ずに、通信販売で購入しました。
「がたごとがたごと」という名前と、表紙の絵から、よくある汽車のたびの絵本なのかしら、と、軽い気持ちで買ったのですが・・・中身はかなりあくの強い絵の本でびっくりしました。
絵のテイストは、「ナニワ金融道」を思わせるもの。
正直に言いますと、最初は「失敗したかなあ・・」と思いました。
でも、息子は、とても気に入ったようで、何回もリクエストしてきます。
そのうちに、私もその魅力にだんだんひきこまれてきました。

最初は昭和の時代の駅に電車が停まっています。田舎を通り、山を抜け、駅に着くと乗客が皆動物に変身しています。
次は、トンネルを抜け、血の川をまたぐ鉄橋を渡り、黄泉の国を通り抜け、到着駅で降りる乗客は皆、妖怪に変身。
最後は、電車は時代をさかのぼり、安藤広重の風景画のような世界を通り抜け、果ては竜宮城まで、というように、不思議で奇怪な絵本です。
3パターンとも、どの人物が何に変身したかがよく見ると分かるようになってます。こどもは、私が気づかないところまでしっかりと見ているのだなあ、と感心しました。こどもと一緒に細部まで見出すと飽きないですよ。
文章は「おきゃくがのります」「ぞろぞろ ぞろぞろ」「がたごと がたごと」「おきゃくがおります」「ぞろぞろ ぞろぞろ」それだけです。
でもその繰り返しが、また、息子にはこたえられないらしく、自分で電車遊びをするときになど、ひとりでぶつぶつつぶやいています。
こどもって、繰り返しの言葉や、リズムのある言葉が、好きですねえ!